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池田山 自転車登山  最高のヒルクライムコース でも暑い!

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登りを探してさまよう

 

出張で岐阜県大垣市に滞在しています。

今回は社用車での移動であったので自転車を持って来ることが簡単。

17時に仕事が終わってもこの時期はまだ十分に日が高い為に、しっかりトレーニングができます。

この日も仕事が終わってから大垣市内の「ビジネスホテル グッディ」に戻ってすぐに着替えて出発。

スマホの地図を見ながら登り坂を探してウロウロとあちこち走っていました。

 

中山道の赤坂宿を通過。

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中山道から関ヶ原方面へ県道216号線を右側へ行ってみる。

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遥か彼方まで見渡せる、一直線のつまらない県道やな〜と思って走っていると。

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しばらく行くと右側に山に通じていそうな道を発見!

県道53号線。

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右折して入ってみると車の量がグンと減ってこれは期待できそう。

以前に一度行ったことがある、「池田温泉」につながっている道のようです。

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本線の脇に旧道のような細い道がありました。

車の通りが少ないこんな細道は大好きで、村の中を山に向かって道は続いています。

迷わず脇道へ。

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きれいな空気をいっぱいに吸い込んで

 

やがて山の中へ分け入る登りが始まりました。

登り始めてすぐになんと「クマ出没注意」の立て札が!

こんな街の近くにホントに出るんかいな?

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クマは怖いけど、山の中の涼しい登り坂。

最高に気持ちエエ!

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酸素の濃い、空気のきれいなこんな山の中を走るたびにホントに自転車は楽しいな〜と思います。

まあどこを走っても自転車は楽しいんですけどね。

ここだけの話、自分は「自転車」という漢字も大好き!というほどの筋金入りの自転車フリークです!

仕事でどれだけ疲れていても自転車は別腹であり、真夜中からでも嬉々として走りに行きます。

真冬の深夜0時に走る時はさすがにシビレますが。

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栗が落ちている!

こんなのを「小さい秋見つけた」と云うのかな?

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道路脇にいくつも散らばっていました。

もう栗ができているとは。

しかし早いもので来週から8月。

知らないうちに秋が始まっているようです。

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峠は垂井町と池田町の町界となっていました。

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入山注意。

「ライフルで撃たれても知らんで〜」と書かれています。

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偶然に見つけたコース

 

存分に森林浴を楽しんで峠を越えて下り切ると、何やらまた新たな登りのコースが出て来ました。

???どこに行くんやろ?

その時はもう日暮れ間近であったので、場所を覚えてまた明日来ることに。

見ただけでクライマーの心を掴む面白そうなコース!

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そこは池田山山頂入り口でした。

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仕事柄日本各地に行くのでそれぞれの土地にホームコースがあり、ここも走る前から岐阜県でのホームコースになる予感がしまくり!!

 

準備万端で出発!

 

お宿に戻り、グーグルマップでコースを入念に調べました。

池田山の山頂までは9kmほど。平均の勾配は9%  標高差は720m。

これは面白れ〜!

平均で9%もの勾配を持つコースはあまりありません。

大阪・暗峠の最大勾配37%は別格です。(異常です)

ここは最大の勾配では15%くらいになるのでしょうか?

期待が高まる!! 

 

翌日出直して来て、昨日とは違って道の駅の池田温泉側から登りました。

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登りに取り掛かる前にちょっと道の駅に入って水分補給。

無料の足湯の設備がありました。

山頂を征服して降りて来た時に入ろかな〜。f:id:altokoubou:20170730135159j:plain

 

ありがたいことに自転車のスタンドが常備されている!

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池田温泉の敷地の中を通るように池田山へと向かいます。

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天然温泉 池田温泉

この温泉は池田町民の方々は月に一回無料で入浴券がもらえるそうです。

昨日とは逆の道で池田山の登り口に到着。

 

予想通りのタフなコース

 

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右の方に行くとコースなんですが、スタートしてすぐに路面はひどく荒れた舗装。

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舗装道路とは言えないような過酷な状態で、北の地獄・パリ〜ルーベの石畳を思わせます。

もちろん、クラシックの女王はこんなレベルではないけど。

パリ〜ルーベとはフランスで開催されるロードレースで、100年以上の歴史があります。

コンクリートブロックをばら撒いたようなボコボコの石畳のコースを、ヨーロッパのプロ選手は50km/hで走り抜けるという、「クラシックの女王」と呼ばれる信じられないレースです。

 

2kmも行かないうちに通行止めの看板が。

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こんなものはほぼウソなので、気にせずに通過します。

やっぱり通行止めなんかなかったよ。

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工事関係者も工事をしていなかったら看板をすぐに撤去したらいいのに、放っておくので誰も信用しなくなる!

この悪路もスタートしてからぴったり2kmで終わり。

通行止めの区間の途中から普通のきれいな舗装路に変わります。

 

池田山林道のゲートがありました。

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しんどい登りの始まり!

 

登り始めてからサイクルコンピュータの勾配はずっと10%以上を表示していて、

「こんな勾配が9kmも続くのか〜」と面白くなって来た!

 

3kmの地点には「大岩不動尊」が祀られている小さなお堂があります。

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コースの最大の難所・勾配17%の右カーブ!!

写真ではどうってことないように見えますが、これはキツイ!

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10%以上の勾配がずっと続く中で、たまに6%とかになるとホッと一息。

6%でも結構な登りなのに、その感覚がおかしい。

事前に仕入れた情報ではコース上には神社が二つあり、二つ目の神社を越えるとハングライダーの離陸台があり、それをすぎるともうすぐに山頂であると。

最初の神社、焼石神社を通過しました。

一つ目の神社を過ぎたくらいの距離の消化は焼け石に水やぁ〜。

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さすがに平均勾配9%は伊達じゃない。

アウター×ローで登れなくはないけど、ほとんどダンシングなので疲れました。

二つ目の神社・秋葉神社

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もうちょっとかな?と思うと元気が出て来る!

しかもこの辺りから2箇所ほど下り坂もあり、ゴールまでの距離を一気に稼ぎました。

情報通りにハングライダーの離陸台が見えて来たけど、コースから大きく外れた場所にあるので、帰りに寄ることに。

なにやら建物が色々とある場所が出現。

コースも平坦になったので、ここがゴールかなと一旦停止。

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ここまでの距離が7.72km  時間が46分3秒。

遅い!! 遅すぎる!

以前の調子が良かった頃のペースであれば、あと10分くらいは早く着いたはず。

言い訳は色々とあるけど、そんなものは通用しないので、只々頑張るしかない!

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周りを見回すと、どうもここは山頂ではないみたい。

もう少し進んでみると、やっぱりまた登りが始まりました。

1kmほど登るとやっと頂上に到達。

登っていた道が急に下りに変わるという実にわかりやすい頂上で、両側に山に入る小径がありました。

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反対側は。

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向こうに降りて行くと関ヶ原に出られるようだけど、今日は来た道を引き返すことに。

距離は9kmちょっとでした。

 

最高のコース!

 

平均勾配9%で全長9kmにも及ぶコースは滅多になく、クライマーの心を鷲掴みの最高のコースでした。

6%から17%の緩急織り交ぜた勾配で、ヒルクライムレースに向けたトレーニングには最適。

一人で登っても、何人かで仕掛け合いのレース形式で走っても最高のトレーニングになりそう。

車はほとんど通らなくて、出張とかでなくても大阪からわざわざ来て登りたくなる山でした。

あとしばらく大垣市に滞在するので、できるだけ毎日登るようにします!!

 

ハングライダーの離陸台を見とかないと。

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こんなところから飛びおりるなんて・・・。

何を食べたらそんな勇気が出るのか?

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今日は誰も飛んでいなかった。

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一度経験してみたいものです。

その代わりに帰りを飛ぶように下り、あっという間に道の駅に到着。

ここから大垣市まで11km。

大満足の山岳トレーニングとなりました。

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しかしものすごい暑かった!

 

汗の量がものすごい!

全身から噴き出る汗が身体を伝わってシューズに溜まり、シューズの中がぐしょぐしょ。

こんなことは真夏の琵琶湖一周のときくらいしかないことです。

眼にも汗が容赦無く入り込み、痛い!

グローブも汗で水浸し状態。ハンドルバーからも汗が滴り落ちている。

700ccのボトルが空になり池田山公園の水飲み場でおいしい山の水をがぶ飲みしました。

でもこんな汗に溺れてしまうくらい大汗をかくと実に爽快!

サウナに入ったような感覚かな?

お宿に戻ってすぐに大浴場の熱いお湯に浸かると最高に気持ちよかったですよ。

着ていたものはみんなコインランドリーで大洗濯。

あ〜あさっぱりした!

 

お宿の部屋にはジャージを吊るして眺め、日々テンションを上げています。

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