大阪から新潟へ
熊本空港から無事に大阪空港に戻ってきてホッとする間もなく、新潟県への移動が開始!
嫁さんに車で空港まで来てもらって、嫁さんは大阪モノレールに乗ってそのまま仕事へ。
自分は車を受け取って一旦会社へ行って雑用をこなします。
雑用を終わらせて、急いで自宅へ戻って必要なモノを大きなキャスターバッグに詰め込んで、大阪モノレール豊川の駅へ。 千里中央から御堂筋線で新大阪駅。
乗車予定のサンダーバード29号は15時16分発なので50分ほど時間がありました。
乗る前に遅い昼食を。
大きく変わった新大阪駅の「新なにわの大食堂」
どの店舗もオープンカフェスタイルでとても良くなっていて、BW STATIONで「季節のカレー」を頂きました。
台風の影響が心配
駅のフォームの案内板に「台風が来てるんで止まるかも知れんよ!」と脅されます。
全く落ち着かんことです。
サンダーバード号が到着。
車内は居酒屋状態・・・。
大阪駅を出るなり、あちらこちらの席で「プッシュ〜」と
私と同じような出張族のおっちゃん達が缶ビールで宴会を始めました。
多分目的地には遅い時間に着くので、車内を居酒屋代わりにしているのでしょう。
こっちは駅を降りてからはレンタカーに乗らないといけないので、アルコールは我慢しているというのに。
車窓から琵琶湖を眺めて
特急雷鳥の時代から車内の座席は必ず進行方向右側のD席に座るようにしています。
京都を出発してしばらく走ると滋賀県の琵琶湖西岸に出るので、このときに琵琶湖のきれいな景色を楽しむために。
ところが残念、今日は雨のために鉛色の湖面が見えるだけでした。
晴れた日なら遥か対岸の長浜市まで眺めらるというのに・・・。
車窓からは自転車で琵琶湖一周(ビワイチ)を走るときに通る国道161号線がよく見えます。
出発点の大津からぐる〜っと廻ってきて、ここら辺の湖西側のコースは全行程260km!の後半にあたり、疲れが溜まりながらも徐々にランナーズハイになって来て低い前傾姿勢で快調にぶっ飛ばすところであります。
また走りたいなぁ〜〜。
標準米の産地
刈り取り前の田んぼがどこまでも広がっています。
滋賀県で採れるお米「日本晴」が今の日本のごはんの味の標準になっているとのこと。
「日本晴」と他の銘柄のお米を食べ比べて、同じくらいのおいしさを「A'」
半分くらいの人が標準米よりもおいしいと答えたら「A」
半分以上の人が標準米よりもおいしいと答えたら「特A」
こんなランク分けがあるそうです。
台風の圏外へ離脱
県境を越えて福井県に入るとうっすらと晴れてきました。
台風から抜けた!と嬉しかったですね。
敦賀の駅に到着した頃には、
すっかり秋晴れ。
順調に福井の駅まで来ました。
ここまで来たなら多分もう安心。台風からは逃げ切ったでしょう。
加賀温泉の駅。ひと風呂入って行きたいな。
金沢から北陸新幹線へ
ようやく終着駅の金沢に着きました。ここで18時
熊本を出てから11時間30分経過しています。
北陸新幹線に乗り換え。
新車の車体です。
ここまで来ればあとはもう少し。
ゆったりとしたシートで明日の客先対応についてのひとり作戦会議、と思ったら一瞬で最終目的地の「上越妙高駅」に到着。
座席に座ってすぐに深い眠りに落ちていたのでした。目的の駅で目覚ましも無しによく起きられたもの!
そのまま寝過ごしていたら「とうきょう〜 とうきょう〜」の声で目を覚ますところでした。
越後謙信SAKEまつり
駅の構内では「越後謙信SAKEまつり」なるものを紹介していて、どこからどう見てもうまそうな酒樽が積み上げられています。
喉が鳴るような、間違いなく旨いと思える地酒の数々。
これから熱燗の季節が始まります。うぃ〜。
長距離旅行が終了
旅の終わりの到着時間は19時14分。
熊本天草のお宿を出てから12時間45分かかっています。
列車の旅行を十分すぎるくらいに堪能させていただきましたよ。
興味のない鉄道に散々乗せられて、自分の中でさらに鉄分が薄くなるのを実感した次第で、鉄分は薄いどころかマイナスパーセントであると思います。
以前に我が社に在籍していた社員は筋金入りの「鉄っちゃん」
時刻表を検索するのが全国どこの駅の駅員よりも早かったです。
目的の駅のページを開くのにあの分厚い時刻表を多くて2回、ほとんどが一発で開きました。
自分なんか一つの駅を調べるのに、最低10分以上かかるか或いは不可能であったと思います。
ようやく本日のお宿へ到着
駅前の日本レンタカー上越妙高店でホンダフィットを借り、今日のお宿へ。
今日は待望の天然温泉付きのビジネスホテル「門前の湯」です。
MJQを聴いて
熊本のお宿では部屋にシャワーしかなかったので、こちらに来て天然温泉に入ることをとても楽しみでした。
しかも館内にはジャズが静かに流れています。
それも私の大好きなMJQ!(モダンジャズカルテット)
22歳でジャズに目覚めたキッカケはまさにMJQでした。新卒で入社した会社の部長さんが「MJQというジャズのバンドがあるんや。いっぺん聞いてみ」と言ってくださったことが最初でした。
早速レンタルCDを借りに行って聞いてその柔らかな音色に感動。
「木琴で演奏するジャズがあるんか!」とすっかりファンになりました。
因みに木琴でなくてヴィブラフォンです。モーターで羽根を回して音に振動を加える楽器で、一度弾いてみたいと考えています。
ホテルに入るとミルト・ジャクソンのヴィブラフォンが疲れ切った身体と頭を優しく迎えてくれました。
ずっと「Concorde」というアルバムの曲が流れており、これは古いもので録音はなんと1955年 昭和30年です。
初めて聞いたジャズのCDもまさにこれでした。
ジャズ・ジャイアンツ達がキラ星のごとく活躍していた時代です。
ホテルの部屋はどこにでもある普通の仕様ですが、ベッドがキングサイズで広い。
これは助かります。まずベッドから落ちることはありません。
すぐに支度をして天然温泉へ
ぬめりのある本物の熱い温泉で、疲れが一度に吹っ飛びましたよ。
いつ帰れるんかなぁ〜。