飛行機撮影の有名スポット 大阪空港の進入路にある「千里川堤防」に初めてカメラを持って行ってきました。
絶滅寸前のクレアスクーピーで出勤
会社までスクーターで出勤してその帰りに行くことに。
ちっちゃいスクーターにカメラ本体と望遠レンズと三脚を積みこんで、はるばる伊丹市の会社までツーリング!
疲 れ た ・ ・ ・ 。
わざわざしんどい思いをしてスクーターで行く理由は、現場周辺に駐車場がなく、重い機材を持って行かなくてはならないために。
所要時間は1時間10分 自転車なら50分でいけるのに!!! なんということ。
捕まったらアホらしいので制限速度30km/hを守ってチンタラ〜と走っていましたがね。
愛車のホンダ クレアスクーピーは最近では街ですっかり見かけなくなりました。
中古で買った時にはすでに走行距離10000km。それから10年以上、もう何万キロ走ったかわかりません。
古いバイクなので盗まれる心配もなく、定期的なエンジンオイル・ギアオイル交換・タイヤ交換だけでほぼノントラブルです。
さすがはホンダ製。
聞くところによると、エンジンとミッションが一体成型でしかも縦割りで作られているとのこと。
アジアの国々で勝手に作られないようにするためだとか。ほんまかな?
ところが! あるブログを見ていたら現地のすぐ近くにタイムズ駐車場ができているとの情報が。
確かにありました。歩いても2~3分で行けそうです。
40分 200円で最大料金が500円
次からは車で行く。
大型機が突進してくる大迫力!!
滑走路の進入路のすぐ後ろにある川が千里川で、着陸する飛行機を間近に見ることができます。
頭上をかすめて降下して行く迫力!!
耳をつんざく轟音とともに大質量が通過していく!!
対面に見えるのは川西市から宝塚市の山々で、夜になると山の中腹にある住宅地の明かりが夜間飛行に彩りを添えます。
こんな具合。
他の空港にはない臨場感!
飛行機との距離があまりに近いために巨大なボーイング787なんかが降りてくると暴風が真横から吹きつけます。
砂埃が舞い上がり、砂粒が身体にビシビシ当たる!ゴーグルが欲しいところ。
カメラを外して立てていた三脚が見事に吹き飛ばされました。
軽い安物なもので。
今でこんなんなら真冬はどんだけ寒いやろな~。と思いましたよ。
大型機は高度を低く進入してくるので、フェンスを突き破ってこっちにぶつかってくるるような感覚が。
ここまで大迫力で見ることが出来る場所は他の空港にはないようです。
成田空港のさくらのやま公園にも行ったことがありますが、こんなに近くはありません。
宮崎の新田原基地ではF4ファントムを見ることが出来ました。しかし遥かに遠い。
空自のおっちゃん達がせっせと減速パラシュートを回収していました。
大迫力でありながら、夜景は別世界の美しさ。
日が暮れて誘導灯が輝きを増してきます。
堤防上は真っ暗なのですが、大型機が来るとその強烈な前照灯で辺りは昼間のように明るくなります。それもまたすごい。
翼端灯が煌めいた!
なんとも幻想的・・・。
30秒露光で遊んでみました。
これは飛んで行くところ
一番撮りたかったのが飛行機の下面に映る滑走路の明かりです。
こんな具合に。
実に難しく・楽しい!
これがなかなか難しく、真っ暗な夜空ではピントが合わない!
慣れていないもので大きくブレたりします。
これはちょっと気に入っています。まぐれですが。宇宙船のような。
色々とカメラの設定をいじっていろんな撮り方を試して、とても面白いことがわかりました。
B737-500
まもなく引退に向かう古い機材(だそうです)
止まっている機体ならなんとか撮れるのですが。
まあ初めてなのでこんなもんでしょう。
ネットでよく見る同じところで撮った諸先輩方の写真はどれもきれいにピントが合っていて実に美しい。
少しでも追いつけるように精進します。
お口直しに「本物」の写真をどうぞ
私の娘の婿さんである「しょう君」はANA関西空港㈱に勤めており、いわば飛行機のプロ。
オペレーションサービス課|社員紹介|採用情報|ANA関西空港株式会社
この紹介されている社員がまさに「しょう君」です。
運航支援者としてパイロットとその日の気象状況により飛行経路を決定する、とかいうことをしています。
研修として飛行機のコックピットに乗って東京まで行ったりすることもあるそう。
自転車レースも強く、まさに自慢の息子です!!
色々と教えてもらえて、おかげですっかり飛行機が好きになりました。
ハイエンドモデルの砲列
この辺りで見る諸先輩方の持っている機材の凄いこと!
自分のカメラも入門用というものではなく中級機以上なのですが、こんなところに来るとまるで「写ルンです」状態。
周りはハイエンドモデルばかり。Canonでは本体はEOS 1D mark4にレンズはEF800mm F5.6L IS USM
NikonではD5にAF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR。例外なく頑丈な三脚に装着して。
いずれもレンズだけで170万円也・・・。無理です。
そんな高級機を手に入れる前に腕を磨け!というお叱りの言葉もなく、本日の人生ぼやき講座、これにておしまい。