久しぶりのロングライド
先週の日曜日はやっと時間が取れたので、自転車で山越えで嵐山へ向かう久しぶりの100kmロングライドに行って来ました。
コースはお気に入りの
自宅 ~ 余野町 ~ 亀岡 ~ 越畑 ~ 保津峡 ~ 嵐山 〜 自宅
約100kmの山岳コースです。
100kmくらいではロングライドとも云えないですが。
国道9号線を渡り桂川を越えて、いよいよ山へ向かって一直線に登っていきます。
この直線コースは眺めがよくて、晴れていると「吉!」
クライマー御用達 国道477号線
やがて国道477号線と合流。
三重県四日市市から大阪府池田市まで続く、この477号線はクライマー達がいつもお世話になっている国道です。
全行程は三重県四日市市を基点として、菰野ヒルクライムで有名な「鈴鹿スカイライン」を登り、竜王アウトレットパークをかすめて、琵琶湖大橋を渡る。
さらに山へと分け入って「酷道」として全国的に名高い「百井の別れ」付近はその勾配18%。
自分が高校生の時に開催されていた「花背ヒルクライム」の会場であった花背峠を越えて京北町に降りていく。
しばらく国道9号線と重複して園部町からまた477号線となり、また少し国道372号線と重複する。
終点の池田市では大渋滞の国道173号と国道423号に重複して、
194.5kmの山岳コースを終えます。
こうして見ているだけでも、クライマーにはわくわくする様なたまらないコース!
強烈な峠をいくつも越えて行きます。
部分的にはどこも走ったことがありますが、全線走破は経験なし!
四日市のホテル・ルートインに前泊して一気に池田市まで走り抜けたいものです。
通行止めは解除済み
亀岡から廻り田池までの国道477号線は途中でよく土砂崩れがあり、通行止めになることが度々あり。
今年も土砂崩れのため6月ごろは通れなかったようですが、復旧工事は完了しており全線通行可能でした。
車があまり通らないきれいで静かな道で、格好のトレーニングコース。
緩い上りで負荷をかけながら、気持ちのいい汗を。
そば処 まつばら
道中にはおいしそうな蕎麦屋さん「そば処 まつばら」があります。
いつも登り坂の途中でいい調子になっている地点にあるために止まる気がしなく、横目で見て通り過ぎるだけ。
いちどゆっくりと味わってみたいものです。
お店の前に広がるきれいな棚田の風景を眺めながら、サクサクのてんぷらと一緒に戴くお蕎麦は間違いなくおいしいやろな~。
次回は車で来て、ちょっと寄って見ます!
越畑のあたり
ひまわりがきれいに咲いています。
こんなところに愛宕山登山口!
愛宕山の登山口があり、神域を示す赤い鳥居が立っています。
登山口は清滝の方にある一箇所しか知らなかったのですが、山裾にはいくつものルートがあるようです。
まさかこんなとこから登れるとは・・・。
清滝ルートと違ってかなり険しい山道のようです。
道中の安全を祈願するお地蔵さん。
この山が舞台となっている上方落語の「愛宕山」は面白い話ですよ。
保津峡まではずーっとダウンが続く、木漏れ日の涼しいコース。
この日も大勢の山歩きの方がおられました。
いつも疑問に思っていること。
あの方々は一体、どこから来られてどこに向かわれるのでしょうか?
それこそ老若男女が大勢、楽しげに元気よく歩いておられます。
歩いてこられた後方にある一番近い駅でも、なん十キロも離れています。
向かう先にある最寄りの駅はJR保津峡。
これはもうゴールまでは数キロといったところですが。
自転車乗りもそんな風に思われているかもしれませんが、ウォーキングとはスピードが違います。
大きなリュックサックを担いで何十キロも歩けるものなんですね~。
頭が下がりますよ。
JR保津峡の駅を過ぎると、はるか下方の保津川には保津川くだりの舟が見えます。
この日はラフティングのゴムボートが下っていきました。
涼しそう。
保津川ラフティングにはいくつかのコースがあるようです。
なんかいっぱい。
あの細い川にこんなに多くのラフティングツアーがあるとは・・・。
一度体験してみたいとは思いますがね。
六丁峠・激坂クライム
保津峡と嵯峨野を分ける六丁峠。
ここにはすごいカーブミラーが。
普通にある見通しの悪い曲がり角を写すのではなく、ミラー本体が下を向いてなんと峠の反対側を見るためのミラーとなっている!
確かにこれなら坂の向こうまで確認できそう。
嵯峨野からの勾配は15%ほどなので、超絶激坂というほどではないものの、登りきってから急激に下がっているので向こうが見通せない。
保津峡側からの上りはそれほどの勾配はなく6%くらいです。
頂上付近で6%の上り勾配から15%の下りを見るとそれこそ逆落としでしょう。
こんな変なミラーである理由が理解できます。
始めて来た時、この激坂はこの世の終わりかと?と思うくらいの絶壁の登りであったものが、何年も通ううちにすっかり慣れてしまって、今ではハイハイハイ〜と登ります。
人間の慣れというものはすごいもの!
天竜寺でびっくり!
無事登頂成功!
今日のコースで大きな登り坂はこれで終了。
颯爽と急坂を降りて嵯峨野を抜け、嵐山に向かいます。
秋の観光シーズンにはまだ早いので、人通りはまばら。
渡月橋までの道は紅葉のハイシーズンなら朝の地下鉄御堂筋線の車内です。
自転車で無理やり通るなんてもってのほか。普通に歩くのも一苦労の通勤ラッシュ並み。
そんな大混雑時には自転車では決して入れない天竜寺に寄ってみます。
石庭で有名な天龍寺。
入って行ってすぐに「選佛場」というお堂があります。
改めてゆっくりとお堂を眺めて、手前の立て札にある説明文を読んでびっくり!
ここはなんと由緒のあるお寺か!
1339年・暦王二年、後醍醐天皇の冥福を祈るために、足利尊氏が発願して建立された。
この辺りは後醍醐天皇が幼少期から青年期まで成長遊学された、ゆかりの地であった。
建立の資金集めのため、足利尊氏は「天竜寺船」という御朱印船で中国と貿易を行い、その利益を充てた。
寺領は4キロ四方にも及び、渡月橋も領地の内部であったとか。
もちろん世界文化遺産に登録されています。
そういうことがサラッと書かれている京都はやっぱりすごいところなんですね~。
普段は何気なく前を通っていましたが、これほどの格式があるとは!見直しました。
感心して眺めていると駐車場整理のお姉さんが話しかけて来られて写真を撮ってくれました。カメラを渡して お腹を引っ込めてと。
大阪から来ていると言うとビックリしていましたよ。
(ビックリされたことにビックリ!)
京都は文化が違うな〜。
ちょっと怖い嵐山羅漢
隣の宝厳院にある妙にリアルな「嵐山羅漢」
宝厳院の呼びかけで阪神大震災で大事な人を亡くした人やそのほか、日本各地からそれぞれの思いを羅漢像に託して奉納したそうです。
ここまでリアルか!
70体が建っています。まだ建立奉納は受け付けているようなので、1体どうですか?
幾らかかるかわかりませんが。
大陸系の顔立ちなので、日本人で似ている人は少ないでしょう。
渡月橋
永和三年(836年)に最初の橋が架設され、江戸時代の応仁の乱で消失。
現在の橋梁は昭和9年に架設しています。
自分の親父から聞いた話では、子供の頃夏になると渡月橋から大堰川に飛び込んで遊んでいたそう。
今ではそんなに水深は深くないので、飛び込んだりすると確実に頭を打ちます。
ここから自宅までは変化の少ないサイクリングコース。
旧西国街道をのんびりとツーリングしました。
自宅近く、安威川堤防の見晴らしのいい地点
愛車LOOK 695ZRとともに走る楽しいロングライドは無事に終了しました。
次はいつロングライドに行けるかな〜。