これもまあ出張族の楽しみの一つではあります。
各地のライヴハウス巡り。
現在出張中の山形市にもお宿の近くにjazzのライヴハウスがありました。
晩御飯を食べに行った帰りに偶然見つけて。
すごい強風と霙混じりの嵐の夜なので、食事から戻ってこの嵐の中どうしようかな〜と考えていたけど、開演の8時を過ぎるとやっぱり行きたくなって嵐を突っ切り出掛けました。
ビジネスホテル、アルファワン・山形から歩いてすぐ。
傘が全然役に立たない強風、なんとか辿り着きました。
ビルの3階にあります。
今日のライヴは地元のバンドで「シーバス・クラブ」
どんな演奏が聴けるかな〜!
階段を上がりワクワク!
チャージが2,000円でワンオーダー以上とのこと。
リーズナブルに楽しめそう。
扉を開けて中に入ると。
何人かのおっちゃんが座っていて、バンドは?
オーナーの奥さんと思しき方が満面の笑みで「いらっしゃ〜い!」
それに合わせておっちゃん達はそれぞれの楽器の前につきました。
座っていたのは今日演奏する「シーバス・クラブ」の面々。
嵐の夜のために、今日はお客さんはこないかな〜と飲んでいたようでした。
このベースの方がMCで、「来ていただいてホッとしました」と。
御大レイ・チャールズも笑っています。
自分だけのライヴが開始!
なんと贅沢なことに自分一人のためにいろんなJazzを2時間ほども演奏してくださいました!
ラテン・スタンダード・ボサノバ・モダンetc
おいしいバーボンを飲みながら生演奏、しかも自分だけのために!
ああ生きててよかった。長生きはするもんぢゃ。
至福の時間を過ごさせて頂いたことですよ。
どこもそうですが、ここのライヴハウスも自分のような出張族も多く来ているそうです。
中にはわざわざセッションの日に合わせて仕事の日程を決めて、出張して来る方もおかれるとか。
自分はおそらくもう来ることはないと思いますが、できるならSAXを持って来てセッションをさせて欲しいなぁ〜。
と練習しようという気になりましたよ。
ピアノの方が演奏する曲を決めています。
一番年配のようで、「次にやる曲名を忘れてしまった・・・。」
しかしソロのパートはお年を全く感じさせない、とてもお達者でした。
ベースの方も珍しい5弦ベースでストロークも交えて実に心地いい音を披露。
いきなり自転車の話に!
演奏が終わり、メンバー紹介の時にMCが最初にドラムの方のことを「この年で自転車にバリバリ乗っています」
とうっかり喋ってしまいました。
これで火がついた! えッ!ロードに乗っているんですか?と自分。
「僕も乗っているんですよ!」
そこから二人で自転車の話で盛り上がってしまって後のメンバー紹介をすることができなくなってしまった・・・。
やっぱり雪国なんで、冬は全く乗れないとのこと。この時期は仕方なく自宅でローラーに乗っているそう。
大阪は余程のことがないと真冬でも乗れるので、幸せなんやなぁ〜。
オロナミンCのホーロー看板
満ち足りた気分で階段を降りて行くと。
こんなところにオロナミンCの看板が。
これは後期バージョンで社名が大塚グループになっています。
保存状態がいいですね。
「嬉しいとメガネが落ちるんですよ!」← 知っている方はおっさん認定。
明日は雪の中での夜勤となりそうです。
それに備えてすっかり元気をもらったようでした。