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輪行で岩手県まで。自転車と共に10時間の旅!

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またもや宮城県気仙沼市に出張。

 

もう何度も行っている宮城県にまた出張となりました。

今回はいつもと違ってちょっと長く、約3週間の滞在予定。そんなに長期に行くのであればここは一番、自転車を持って行かねばなるまい!

この頃は日も長くなってきたので、仕事が終わってからしっかりとトレーニングをするために。

ということで久しぶりに輪行をしました。

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 輪行袋を担ぐのは大変。

 

輪行とは自転車を輪行袋という大きな袋にパックして、電車などに積み込み旅行すること。

以前から出張で何回も輪行をする機会があり、少しでも楽に移動ができるようにとオリジナルの輪行袋を作って活用しています。

普通の輪行袋輪行袋そのものの携帯性を考えて、ただの大きな袋。自転車を収納して肩から担いで歩くようになっています。

電車で目的地に到着すれば、袋を小さく畳んで持って走れるように。

時々駅なんかで見かけますね。

 

担ぐにしても、自転車単体ならば総重量で7kgほどなのでまだいいけれど、仕事に持っていくのであれば袋の中についでに色んなモノを入れるのでかなりの重量になってしまう。

そんな重量物を担ぐことはまあ大変!

 

 快適!自作の輪行袋

 

そこで大重量を担がなくていいように、普通の輪行袋を改造してキャスターバッグみたいに転がして行けるようにと、バッグの底に板を敷いて裏側に車輪を取り付けました。

これが思いの外、超快適! バッグの中に色んなモノを詰め込みすぎて、どんなに重くなってもOK!

軽く転がして行けるようになりました。

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外径が大きめのゴムキャスターを選んで取り付けために走行音は静か、少々の段差は軽く越えていきます。

そして板の上には工具入れとして、100均で買ったクリアケースをビス留めで固定。

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中には簡単な工具や空気入れ、スペアチューブなどを収納。

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 パックを開始、自転車を解体!

 

解体といっても前後の車輪を外すだけ。ペダルも外さない。

一番の汚れの原因となるチェーンにカバーを取り付ける。

これでバッグの内側にチェーンの油がベッタリと付着することはなくなります。

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最近はこんなカバーまで売っているんですね〜。ウエムラパーツで見つけて即買い。

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フロントフォークのエンド部分には曲がり防止の金具を取り付けて。

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 懐かしのストラップバンド

 

自転車を倒立で収納するため、ハンドルバーとサドルを固定する金具も装備しています。

アングル材にハンドルバーをはめ込み、ストラップバンドでガッチリ固定。

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ストラップバンドとはペダルに靴を縛りつけるためのもの。

現在のペダルはワンタッチで靴を固定できるビンディング式が主流なので、こんなバンドは必要ありません。

競輪などのトラックレーサーは靴を確実に固定する為として、今でもバンドを使っている人も多いです。

ビンディング式が世に出る前はロードレーサーであっても、もちろんバンドでした。

中学2年生の時に初めて出たレースで5位に入賞。その時の賞品がストラップバンドで、今でも記念に置いてあります。

 

このバンド、ガッチリ固定はいいのですがそれが仇になり、簡単にはペダルから靴が外れない!

信号などで止まるときは、脚を着くために毎回片手でバンドを解放して靴を外さないとならないので、実に邪魔臭かった。

靴が外せないとそのまま転倒・・・。以前はよくありました。

フランスのLOOK社が発明したビンディングペダル。感謝です。

 

サドルも同じく固定金具とバンドでガッチリ固定。

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こうやって倒立でハンドルバーとサドルを固定すると確実に安定します。

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 倒立でパックする理由

 

なぜ倒立で収納するかというと。

新幹線に自転車を積む時には、最後部の座席の後ろに隙間に置きます。

倒立でなく正立であるとすると、ハンドルバーが上になりその幅約400mm。

座席の背もたれと壁の隙間に収まらない。

倒立であると床面付近にハンドルバー来てが幅広となるので、十分なスペースを確保することができます。

それに倒立で自転車を固定する方が簡単で確実なので。

 

隙間にぴったり収納。

壁についているテーブルに肩掛けベルトを通して逸走防止とします。

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普通の輪行袋も自転車を倒立で、しかもハンドルバーを一杯に曲げた状態、つまり一番自転車の幅が細い形で収納するように縫製されています。

そのためにハンドルバーを走行時のような向きにするとバッグに入らない!

バッグの下部の布を拡張して幅広に改造して対応しました。

 

車輪をバッグの左右のポケットに収納。

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両側の車輪を起こして、ぐーっとファスナーを閉めていき完成!

内部の隙間にヘルメットや靴、サングラスなどの小物類を放り込みます。

重量増は気にせずに。

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この作業はもう長年やっているので、実に慣れたもの。

この形になるまで10分もかからなかったですよ。

金属部分が全部カバーされているの、自転車に傷がつくことはありません。

 

準備完了。

出発の時間になったので軽やかに近くのバス停まで押して行きました。

押すのは実に快適なのに、バスに載せる時はどうしても持ち上げなければならない

「なにぃ〜、どえりゃあ重てぇあがね!」

でも電車の駅は大抵エレベーターがあるので助かります。

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 遥かな東北まで電車で。

 

目的地は宮城県気仙沼市

東海道新幹線から東北新幹線と乗り継ぎます。

新幹線を最終に降りる駅は岩手県のJR一関駅。

電車だけで約1000km・所要時間5時間19分です。

自宅を出発・11時30分の阪急バスに乗り、新大阪から新幹線。

東海道新幹線ではちょっとでも寝ようと思ったのに、仕事の電話がひっきりなしにかかって来て安眠妨害やぁ〜。

予想していたことなので、通路側の席をとっておいて正解。

東北新幹線では電話もようやくかかって来なくなり、少し寝ることができました。

おかげで途中のきれいな山々の景色を見ることもなく、通過してしまった・・・。

 

飛行機で行けば仙台空港まで約1時間。

電車よりも遥かに早いのは十分わかっています!

しかし!以前に自転車を飛行機で運んだ時、大阪空港で雑に扱われるのを見てから、

「これはアカン!電車で自分で大切に運ばないと壊れたら大変や!」

と思いました。

 

 ようやくJR一関駅に到着。

 

5時間19分の電車旅ももう堪忍。

乗り鉄ではないので、飽き飽きなんやぁ〜!

窮屈な座席から解放されたものの、一関の街は真冬に逆戻りした極寒の地でした。

 レンタカーの契約を済ませてから、組み立て開始。さっむ〜!

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すぐに完了して、今回のレンタカーである「カローラ・フィールダー」に積み込み。

自転車の前輪を外し、車の後部座席に後輪から載せていくと、軽自動車であっても簡単に確実に積み込むことができます。

 

 

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シートベルトでズレどめとします。

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いつものお宿である気仙沼市の「アコモイン気仙沼

ここからさらに1時間走ります。

お宿に入る前に吉野家で晩御飯。結局21時30分に最終目的地に到着。

自宅を11時30分に出て、ゴールが21時30分。実に10時間の旅行となりました。

 

今回の出張では日曜日を3回も挟むので、しっかりとトレーニングができそう。

苦労して自転車を運んだ甲斐があるというものかな?

仕事に来ているのやらトレーニングをしに来ているのやら。

 

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