事業計画書を作成する
茨木商工会議所主催の創業塾、2回目に参加しました。
今回もまた実にいい内容!
実践的な講義内容で、今回は新規開業のための事業計画書を作成する方法を中心に講習を受けました。
なんのために事業計画書を作成するかのか?
・ビジネスの共通言語である。
→ 内容を見てFanが一人でも多く増えていく。
・金融機関からの融資が借りやすくなる。
⑴ 自分自身の頭の中を整理する。
→ 書くことにより発想が広がる・新たなアイデアや問題点を発見する。
→ 普段の意識が変わる。
⑵ 記録が残るので後でブラッシュアップができる。
⑶ 従業員や取引先関係者に事業計画に対する協力を求められる。
⑷ 家族を説得するため。
→ 家族が反対することが多いので、夢を語ることで説得できる確率を高める。
● どんな事業を起こすのか? どう実現するのか?
・基本プラン
誰に何をどう売るのか なぜ売るのか なぜ売れるのか 売るとどうなるのか。
・実施プラン
いつから 誰と 何処で どんなスタイルやルールで 幾ら使って 幾らを目標に売るのか。
事業計画書を作成する方法について。
⑴ 事業テーマ:誰に何を売るのか。他にはない特色を10〜25文字程度で簡潔に書く。
⑵ 事業概要:事業内容を簡潔に分かりやすく書く。
→ 誰に何をどのようなニーズに応えてどう提供するか。
⑶ 開業動機:なぜ事業を起こそうとしたのかを書く。
→ 社会の役に立つことが望ましい。
⑷ 経験・経歴・実績:これから始める事業の経験、ノウハウ、スキルなど。
→ 自己資金があるか。創業資金の3割を持っているか。
→ 事業を行う必然性・成功させる根拠。
⑸ 主な製品・商品・サービスの特性・または得意技術など。
→ 具体的な商品・サービス名・特徴・価格
→ 商品・サービスのニーズと売れる理由。独自性・新規性・優れている点。
→ 顧客にとってどんなメリットがるのか。選んでもらえる理由。
→ 特色を発揮するのにどんな能力や裏付けがあるか。
⑹ ターゲット顧客とその市場規模(エリアや顧客数など)
→ ターゲットの絞り込み・選択と集中。絞り込んだ顧客に自分の数少ない「強み」を売り込む。
→ ターゲットを絞り込むほどにニーズに応えやすくなる。
→ コア・ターゲット狙い、取りに行く。
→ 計算してターゲットを取りに行くと、別のターゲットにもその計算が応用できる。
● 選択基準 B to C(Business to Consumer:個人顧客相手のビジネス)
→ 性別で絞り込む・年齢で絞り込む・地域、職業、所得水準で絞り込む。
→ ターゲット像を明確化する・ターゲットニーズの調整
→ 「ペルソナ」を決める
ペルソナとは:商品開発の際に設定する架空の人格。名前・年齢・性別・趣味・住所などから始め、細部に至る人物像を作りだし、その人格に感情移入することで、ユーザビリティーに優れた製品・商品の開発に結びつける。
● B to B(Business to Business:法人顧客相手のビジネス)
これについては自分には当てはまらないので、省略します。
⑺ 事業を進める上での強み・弱み分析(ヒト・モノ・カネ・情報・技術・ノウハウなどの自社が保有する経営資源の強い部分と不足する部分の分析)
・自社の強み:どれだけ尖らせることができるか。強みを徹底的に磨く。
・自社の弱み・リスク:放置すると事業の継続に支障をきたす弱み
→ リスクマネジメント
⑻ 競合分析(既存の類似商品・商品・サービスとの違い)
→ 競合相手をピックアップする。仮想敵を三つ挙げる。
→ 競合相手よりも優っているものは何かを見つける。
→ 優っている強みをターゲットにどうやって浸透させるかを考える。
→ 競合相手よりも劣っているものは何かを見つける。
→ それを避ける方法を考えるか、真似できないかを考える。
→ できれば避ける方が良い。
⑼ 販路開拓の方法
・ 販路(販売先):できるだけ見通しも明記のこと。確保済み・交渉中・検討中・不明 など。
● 新規獲得の方法
→ 商品を欲しいと思う人はどこにいるか 〜販路〜
→ 一人の顧客を見つけるのにどれだけの費用がかかるか・商品の原価はいくらか。
→ ターゲットが欲しいと思う価格設定。値付けは大事。
→ 顧客を獲得するためにどれだけの体制が必要か。
● 価格設定
● 販促・PR方法
→ どんなPRが効果的か
→ 如何に時間・金をかけずにターゲットを見つけるか(売るか)
→ 以上の案を行動計画に落とし込んで行く。
● 営業体制・人員(外部提携なども含む)
戦略とは、戦いを略するという意味
戦わなくして勝つ! できるだけ犠牲を少なくする。
→ 大手と争わない場所で戦う。
● 強みを考える10の方法
⑴ 競合と比較して自社が優っていると自信のある点。
⑵ 今まで前職の仕事が継続発展してきた理由の強み。
⑶ 顧客から評価されている強み。同業他社が多い中でなぜウチと取引してくれるか、顧客から聞き出す。
⑷ 営業面全般での強み。
⑸ 組織・財務面での強み
⑹ 経営者・幹部・社員・人材面での強み。
⑺ 生産面・開発面での強み。
⑻ 実践していることで、業績に直結している強み。
⑼ 業者から評価されている点。
⑽ 先駆的に実践している点。
● 強みをターゲットに知ってもらうのが戦略
続いて「人を雇用するための考え方・心構えについて」の講義がありました。
これもとりあえずは自分に当てはまらないので、省略します。
この後、前回に作成したグループに分かれて具体的に事業計画書を作成する作業に入りました。
メンバーは一人増えて自分を含めて4人で、いろいろ知恵を出し合い内容を進めていきました。
自分だけではとても思いつかないような貴重な意見をいただき、とてもありがたかったです。
今回は具体的に事業計画書を作成して夢の実現に近づける方法を学ぶことができました。
また来週が楽しみです!