よく知らないけど、評判なので。
実はクイーンはあまり知りません。
知っている曲も有名なものだけ。
もちろん「バイシクルレース」だけはよく知っていますが。
FM COCOLOでDJのマーキーさんがオンエア中、若いスタッフに「まだ観てないんか!何しとんねん!」と叱っていました。それ程のものなら、と観に行くことに。
嫁さんと二人で「ららぽーとエキスポ」の109シネマズへ、3連休のため大混雑が予想されるので自転車で行きました。
夫婦二人とも50歳オーバーならいつでも1,100円で観られるという特典。
この時だけは年を喰ってもまあ良かったかなと思えます。
この109シネマズ、いつもはガラガラなのにこの日は予約する段階で座席は8割がた埋まっていました。
やっぱり大人気やねんな〜。
入場するときに鑑賞記念という葉書3枚セットを頂きました。
これを年賀状にして相手の住所だけ書いて送ったら面白そう。
噂に違わないすごい内容
映画の内容は、ネットであちこちに書かれているようにすごく良かったです。
最後のライブエイドのシーンはすごい迫力でした。
チャリティーの募金の電話が鳴りっぱなし。目標の100万ポンドは軽く越えたとか。
クイーンが出演した実際の映像があります。
ピアノの上に置かれたドリンク類からカメラワーク、観客の熱狂ぶりまで全く同じ!
よく再現したこと。
できればフィナーレの「We are the world」も見たかった気もするけど、それは蛇足というものかな。
ライブエイドは1985年7月に開催された時は知っていたのに、当時は特に興味もなく見ていませんでした。
それよりも「オレたちひょうきん族」の方が面白かった。
今思えば実にもったいない!
清酒「熊うっちゃり」を飲んでみたい。
オーディオマニアの血が騒ぐ
全編に亘り70-80年代を忠実に再現した映像で、懐かしいものばかりでした。
記者が手にしているカメラはCANON F-1で、フィレディが乗っているロールスロイスは70年代のファントムVでした。
その中でも一番良かったのがレコーディングの様子。
高校生の時のオーディオマニアの頃を思い出しました。
何が良かったって、今では決して見られないオープンリールのレコーダーで録音している!
映画の内容よりもこのシーンが一番よかった!
これはTEACのオープンリールデッキ。最高にカッコいい!
今のようにデジタル録音ではなく、オープンリールテープによる録音。
映画ではこのオープンリールの回転が異常に速い!
カセットテープ(これも死語の世界)の走行速度が1秒間に4.75cmに対して、映画の中のオープンリールは恐らく最高速度の76 cm/s(30インチ/s)仕様と思われます。
1秒間に76cmも進むので、大量の音声データを記録することができる。
そこにテープが劣化するほどの多重録音をしていました。
写真でしか見ることのなかった76マシン。当時の最高の録音機材であったことでしょう。
古き良き時代・・・。
映画を見た多くの人と同じように、あれ以来ずっとクイーンを聞くようになってしまった。