もう一度「箕面大滝」です。
大阪府箕面市にある日本の滝百選の一つに選ばれているもので、年間200万人以上の観光客が集まります。
以前と比前と比べるとずいぶん減ったものの、いまだに野生の猿が闊歩しています。
すっかり慣れたもので、観光客の間を我が物顔で歩き回り、食べ物を見つけると問答無用で引ったくっていきます。
「餌を与えてないでください!!」 と注意を喚起していますが、与える間もなく奪い取っていきますことですよ。
そんな悪タレが居るにしても、この暑い時期には滝壺に轟く水音にすーっと涼しくなります。
平日に行ったのでこれくらいの人出で済んでいます。休日であれば余りの人の多さにゆっくりと撮影することもままならないです。
カメラはシャッタースピードが0.8秒で、ギリギリ水の流れはきれいにつながりました。NDフィルタがなかったので、これ以上露光すると画面は真っ白になってしまいます。
時々飛沫を浴びたりして、これがまた涼しい!!
数年前に新名神高速道路への連絡道として「箕面トンネル」がこの付近に建設されました。
そのために箕面川の水が枯渇してしまったので、滝へと流れる水はポンプでくみ上げたもの。という話がありましたが、どうもそれはデマであったようです。
これだけの大量の水を、しかも24時間休みなく汲み上げて放流するだけの水源はさすがに無いでしょう。
まあよかったことです。
この猿がここら一帯の番長です。
この睨みを利かす余裕の表情!
この日も何人もの観光客がお弁当などを掻っさらわれていました。
小猿でもいればまだ可愛くて許してやれるのに。
長年に亘って餌付けされたしまった猿を山へ戻す取り組みがこれまた何年もされてきて、その効果がありすっかり数は減りました。
阪急箕面の駅から滝までの遊歩道でももうあまり見かけません。
以前はそれはもう、怖いくらいにうじゃうじゃ居たものです。
おとなしく山へ帰ったのか? 確かに帰ったことは帰っています。
どこに行ったか?
池田市と箕面市をつなぐ「五月山ドライブウェイ」の箕面ダム近くの道路上にそいつらはいました。
ドライブウェイを池田市側から自転車で登り、料金所を過ぎたところの20%の激坂を楽しみ(苦しみ)途中ですっかり日が暮れて真っ暗の中、LEDライトの弱々しい明かりを頼りに市境である頂上を過ぎます。
「箕面ダム」へ向かって気持ち良く下っていると前方に無数の黒い小さな塊が点在していました。
「 な に か な ? 」
滝道から追い払われた猿の大集団がそこいた!!
集団を刺激しないように、気配を消しながら塊の間をスラロームしてなんとか無事に通り抜けました。
小猿は怖がって悲鳴をあげて山へ駆け上がって逃げていきますが、成獣はそういうことはなく自転車が近づいても平然と座っています。
こちらから何か仕掛けない限り、危害を加えられることはないと思いますが、念の為にもう一度通ってみてもやはり同じ状態であったので、それ以来五月山ドライブウェイは怖くて自転車では走っていません。
ゲキ坂のいいトレーニングコースやったのになあ〜。