遅すぎた煙突掃除
薪ストーブのシーズンが終わって半年も経とうか、というこの時期にやっと煙突掃除をしました。
真夏の暑い日中なのに、煙突からこぼれ出た煤が舞い上がるために扇風機を回せない。
エアコンをつけるとこれまた煤を吸い込んでしまう。
今年3月のシーズン終了と同時に掃除をしていれば・・・。
春先の涼しい時期であれば快適に作業ができて、こんな大汗をかくことはなかったのにな。
そのために10倍疲れた・・・。
こんなに灰をを溜めたまま半年間、放っていました。
非常に有用な灰
ストーブの炉内にはある程度は灰がある方が灰のアルカリ成分がサビの発生をくい止めてくれていいけど、使っていない時の見た目が汚いのでできるだけ取り除くようにしています。
その結果。
こんなにキレイになりました。(完成図)
最初に灰を全部掃除して、内部の各部品を分解。
灰受けには満タンの灰が溜まっていました。
シーズン中でも灰が溜まれば、家庭菜園を楽しんでいる高校時代の恩師宅に届けて喜んでもらっています。
カリ成分とミネラルを多く含んだ灰は天然肥料として優れていて、アルカリ成分も畑の酸度を矯正するという、なんとも有用なものです。
炉内の清掃が終わるといよいよ煙突。
ストーブの周りに古新聞を敷き詰めます。
ビニール袋に掃除用のブラシの柄を貫通して取りつけ。
煙突を分解
そこまで準備をしてから煙突を分解。
煙突は一本物ではなく、分解できるようにストーブ本体付近には短い物が取りつけられています。
いつもは細かく分解してるけど、今回は角折れ部をブロックで外してみた。
煙突のつなぎ目はビス留めなので分解するときはいいものの、再度組み立てる時にビス穴を合わすことが一苦労。
重い煙突を片手で支えながら片手でインパクトドライバを持ってビス穴を見つける、その作業だけで煤で真っ黒になります。
これだけまとめて外せると、分解する箇所が減るのでだいぶ楽になりそう。
角折れ部
袋の穴の位置を間違えて大惨事
一本1mの柄を継ぎ足しながら、2階の屋根のさらに上にある煙突の頂上までブラシを通していきます。
頂上の雨除けにブラシがコツンと当たるとゴール。
そのまま柄をバラしながらブラシを下げていく。
ブラシが上下に動くたび、大量の煤が落ちて来ます。
この時にビニール袋に柄を通す場所をちょっと間違えて悲惨なことに。
袋の穴と柄のわずかな隙間から煤が落ちてきて、辺りが煤だらけになった!
古新聞を敷いていない、反対側の畳の上に大量にこぼれてしまいました。
煤を擦り込まないようにそ〜っとほうきで回収。
この時に汗が滴って煤が滲んで余計に畳が黒くなる・・・。
これは大変なこと!
濡れ雑巾でゴシゴシ拭きまくるとなんとかキレイになりました。
次回からは煤が落ちてこいない箇所に穴を開けないと。
夏仕様の薪ストーブに
煙突を元どおりに組み立てて、各部を清掃。
炉内に耐熱塗料スプレーを吹き付けて、各部品を組み付けて大汗をかいた作業は完了!
ストーブ廻りはこの時期には不要なものを全部片付けたので、すっかり夏仕様の涼しげな薪ストーブとなりました。
これでいつ冬が来ても安心。
すっかり寒くなって薪に点火する日が楽しみです。
来シーズンはシーズン終了と同時に煙突掃除をすることを固く心に誓いました。
( 毎 年 の こ と )