前立腺癌の治療が終わり!
2年前の1月から続けてきた前立腺癌の治療が今日で一応終わりになった。
京都大学附属病院で思いもかけず、日本の前立腺の権威である小川先生に診てもらうことができて最高の治療を受けることができた結果、PSAの数値が順調に下がりもう大丈夫であろうということで投薬もホルモン注射も終了。
あとは3ヶ月に1度の経過観察ということになりました!!!
京大病院。
癌に転移があったので前立腺を切除することはできないということで、京大病院でもあまり例のない本体の癌細胞と転移した部分の両方に放射線を照射するという高度な治療を受けることができた。
PSA値とは前立腺癌を表す数値で、標準であれば3.0ng/mL以下であるところなんと33ng/mLもあった。
これを放射線治療とホルモン療法でPSAの数値は0.010ng/mL以下に下げることができた。
実はこの0.010という数値、PSAとしては測定不能であることを表すもの。
それほど下がるとは。
お高い薬も終了
治療薬である「イクスタンジ錠 80mg」というとても高価な薬も今日で終わり。
薬価はなんと1錠4,635円!
これを毎日2錠飲んでいた。
かかりつけの薬局さんは3ヶ月に1回の上得意をなくして気の毒です。
しかしよくぞがん保険に加入していたもの。
京大病院の担当の先生からPSA数値の降下が思わしくないので、40mg錠から80mg錠に変えましょうか?と言われたときにもしっかりと保険で補償されるので、迷うことなく「ハイ!」と答えることができた。
注射も終わり
前立腺癌の治療に欠かせない、男性ホルモンを抑える注射を3ヶ月に1度打っていたがこれも終わり。
この注射も超高額で1本なんと87,000円・・・。
しかし高いだけあって効果はテキメン。
打ってからしばらくするとすね毛はキレイに抜け落ちて脚はツルツルに。
ロードバイクに乗りまくっている頃なら毎週のすね毛剃りが不要なので、好都合やったけどな〜。
でもあまりにキレイすぎて、今ではちょっと気持ち悪い。
ヒゲもなかなか生えてこないので、髭剃りは一週間に一度で十分であった。
毎日お風呂で髭剃りをしなくていいので、これは助かった。
どんな高額な治療でも保険のお陰で費用を気にすることなく治療に専念できた。
皆さん、がん保険は大事ですよ〜。
まだ入っていない方は是非とも加入をお勧めします。
スポーツも解禁
スポーツについても確認すると思いっきりやっても大丈夫!とのこと。
今までは大丈夫と言われてもやる気が起きなかった。
いい具合に気力も回復してきたところでもあるので、これからロードバイクでトレーニングに頑張ります!
治療を振り返って
2年に及ぶ長い治療であったが、自覚症状は全くなかったので自分ががん患者であるということが今ひとつ実感がなかった。
何度かの検査で癌であることが確定して告知されるときには、診察室で卒倒しないかと看護婦さんが待機してくれていたけど、なぜか絶対に治ると変な確信があったので動揺もなかった。
それから周囲の方々の助けで、奇跡的に最高に治療を受けられるようになった時点で勝利を確信した。
あとは先生の指示通りに淡々と治療を続けるだけ。
普通は行くことのない京都大学附属病院に入院したり、入院中はずっと確定申告の整理をしていた。
数十億円もする放射線治療器を間近に見ることができたり。
通院するときにはバイクで京都までツーリング気分で走って行った。
そんなこんなでまあ呑気な癌患者であった。
でも間違いなく、生かされた命。
これからも頑張って社会のためになるように生きていきます!