バルコニーに施工
広いバルコニーに猫の脱走防止柵「猫柵」を設置した。
バルコニーの全体ではなく、庇がある部分。
ニャンコが2匹おられるお宅で、部屋の中に閉じ込めておくのは可哀想、バルコニーに出してあげたいという優しい気持ちからご注文を頂いたもの。
実はこちらのお宅は「木工舎 あると工房」のヘビーユーザーで、扉の猫柵をなんと5箇所に設置して頂いております。
【 脚を向けて寝られないリストの筆頭であります】
何もない場所に設置
しかし、設置した場所は普通の広いバルコニー。
柱を立てて柵を作るような造作は何もない!
こんな場所に。
どうやって作り上げるか、随分と考えた。
普通の猫柵はもう120台くらい作っているけど、こんな大工工事はあまり経験がない。
でもまあ面白い工事になりそうなので、頑張るで〜‼️
・庇の横材の部分に柱を立てて、「ラブリコ」で突っ張って固定する。
・ステンレスの「チキンネット・亀甲編み」を庇まで張ってニャンコが出られないようにする。
・バルコニーに出て行けるように、扉を設ける。
という大体の方針で図面を描いて材料を用意した。
とはいうものの、全てが現場対応。
大工道具を一式用意して作業開始!
柱を立てていく
用意した材料は長さに余裕を持たせているので、現物合わせで長さを調整しながらどんどん柱を立てていく。
柱が立ち上がった順からチキンネットを張る。
これはストーブガードの製作で何度もしている作業。
といっても大きさは倍以上になる!
15m巻のチキンネットをほとんど使うという量。
この日は私の息子が東京から応援に来てくれた。
息子にとっては初めての作業ながら、十分に動いてくれて大助かり!
普通の亜鉛メッキのネットではなく、ステンレス製は硬い。カットする腕が痛くなるほど硬い!
その頑丈さが頼もしいね!
息子と嫁さんの3人がかりで2日間の作業がなんとか完成。
でも終了した時には辺りはもう真っ暗。
最終の仕上げはできなかった。
ネットの鋭利な切断面が出ているとか、ネジが飛び出しているとかの確認をしたかったでど、暗くて見えないので、仕上げは後日ということに。
帰ってから3人でお疲れさ〜ん、かんぱ〜い。
さまになったかな?
1週間後に仕上げ作業を行う。
ネットの断面カバー追加したりネジが出ているところなどを直して完成。
ステンレスのチキンネットなので、屋外でも錆びることなくいつまでも綺麗なままでしょう。
柱類も木材保護塗料をしっかりと塗っているので、雨にも耐えるはず。
猫の柵だけではなく、鳥やリスなど3Dで動く動物にも使えると思います。
ネットは強いのでいかに強い歯でも破られることもありません。
しかししんどかった!
ビフォーアフター
これが
これに
これも
こんなんに!
これからニャンコたちは存分に日を浴びて元気に暮らして行くでしょう!
扉の柵はこちら
前回に設置させて頂いた玄関の引き戸。
キッチンの吊り戸
ありがとうございました‼️