出張の前に撮影
またまた新潟県に出張です。
金曜日の夜中に帰ってきて、日曜日の昼からまた戻るとは・・・。
単身赴任のお父さん方の苦労が偲ばれます。
その前に京都で、あるイベントに参加するついでに開始の時間まで会場に隣接する平安神宮にカメラを担いで寄ってみました。
赤い大鳥居を久しぶりに見るのが楽しみで。
遠くから見ても縮尺の感覚がおかしくなるような大きさ。
日本一ではなかった!!
この鳥居が日本一であるとずっと思っていたけど、そうではなかった!
この平安神宮の鳥居は高さが12m、対して日本一という鳥居は和歌山県の熊野本宮大社跡地にポツンと立っている高さが倍以上の33.9m
知らなかった。ブログに書くために色々と調べるまで、日本一と思い込んでいました。
そうでなくてもデカイ! 見事な朱色。
鳥居をくぐって境内へ。
平安遷都1100年の記念事業で遷都を実行した第50代 桓武天皇を祀る神社として、明治28年に建設されました。
重要文化財の鷹天門が正面に。
いつもながら宮大工の繊細かつ大胆な仕事には感服させらます。
明治時代の建築。見事!!
新都市建築
昔に読んだ小松左京さんのSF小説で、面白いものがありました。
小松左京著「新都市建設」
あるお爺さんが孫娘に誘われて家の近くの新都市の建設現場を見に行く事になった。
日頃から騒音と振動に悩まされていたところである。
そこには赤や青などの原色で塗装された、醜悪な巨大で天空まで聳えるような新しい建造物がいくつも。
お爺さんは怒り出した。
「なんだ最近の建物は! 日本人ならもっと落ち着いた、地から生えたような建物にするべきだ!この国の為政者は外国の新奇さに目がくらみ、この国の魂を忘れたのか」と。
そこに広がっているのは西暦708年(和銅元年)に元明天皇の指揮のもと、造営が始まった新興都市・平城京の建設現場であった。
各地にある、いにしえの大建築を見るたびにこの話を思い出します。
今では趣のある建築物でも当時は奇抜で異様で、民衆の感覚では受け入れ難いデザインだったりしたこともあったのかなあ〜と。
重要文化財 外拝殿
重要文化財 蒼龍楼・東歩廊
七五三のお参りが多く、小さな子供の可愛い着物姿が何組も。
紅葉にはもうちょっと
ちょっとだけ紅葉が進んでいます。
蔦屋のスタバで休憩。
関西では11月の後半くらいが見頃になります。
これからの季節が楽しみ。
滅多にないような素晴らしい秋晴れで、思いがけずきれいな写真がいっぱい撮れたので、満足の一日でした。
この後目的のイベントに参加して、終わってから今日は京都駅から新潟県まで4時間の旅に出発。
平安時代に思いを馳せる浮世離れした時間から現実に引き戻されて、仕方なく電車ではずっと爆睡。
目的地のビジネスホテルでお楽しみの天然温泉に入って疲れを癒しました。