台湾への旅行禁止!
= サンケイ新聞から =
【 中国文化観光省は何の前触れもなく、8月1日から台湾への個人旅行を当面の間中止すると発表した。】
台湾の観光業界にとっては大打撃である。
来年1月の台湾総統選の行方を注視している、北京の狙いは明らか。
「一つの中国」の原則を認めない民主進歩党の蔡英文総統が再選すれば、旅行制限を続けるぞ、との脅しである。
心ある台湾の有権者の反発を考えればかえってマイナスの効果しかないのではないか。
167万人がゼロに?
もともと中国本土から台湾に旅行するには許可が必要で、個人旅行は北京、上海、アモイなど47都市の住民にしか認められていなかった。
団体旅行は今まで通り許可されるが、個人旅行は禁止となる。
今年上半期の中国本土から台湾への旅行者は前年同期比28%増の167万人だった。
その167万人が団体旅行以外がゼロになる!
これは台湾の一大事!
台湾への恩返し
台湾は東日本大震災の時、250億円もの義援金を送ってくれた大恩人である。
自分たちが協力できることは167万人の中国人の観光客が減る分の埋め合わせだろう。
タピオカ入りのミルクティーが大ブームでもあるので 。
しかし、全体主義とはすごいな!
政府が行くな、と言ったら人民は素直に従うのか。
といういことで台湾を支援するためにも、今年4月に現地に嫁さんと旅行に行った時のことを書きます。
これを読んで一人でも「台湾に行ってみよかな〜」と思ってくれたらいいな!
ピーチで格安!
香港へは何度も行ったので、今回は台湾に行こうと。
もちろんピーチでの渡航!
運賃は台北まで一人片道6,890円。
香港の3,000円台というほどの驚きの低価格ではないけど、まあ十分安い。
関西空港第1ターミナルを横目で見ながら第2ターミナル行きのバス乗り場へ。
第1ターミナルは通常料金での旅行なので、スタバや各種の設備が充実している。
第2ターミナルの出国手続き倉庫に押し込まれるのとは大違い。
でも安く行けることに越したことはないので、いいか!
いつかBIGになって第1ターミナルから出発してやる!と器の小さい決意を固めたのでありました。
これは憧れの第1ターミナル・スターバックス。
約3時間のフライト
フライトの時間は約3時間。これは出発ターミナルが第1も第2も一緒!
現地についてみるとやはり同じ中華圏、台北空港内は香港と全く同じでした。
同じ繁体字で香港で何度も見たお馴染みの文字が並んでいる。
新しくてキレイな空港でした。
新しくできた地下鉄で街の中心部へ。
臺北へ行きます。
冷房がよく効いていて実に快適。
大勢が写真を撮っていました。
駅にある鈴鹿サーキットの広告。
近鉄電車で「吉野の桜」の広告も。
やっぱり日本への旅行は人気なのかな。
小籠包の人気店「盛園豆漿店」へ
ガイドブックに必ず載っている有名な小籠包の店「盛園豆漿店」へ行くことが今回のメインイベントでした。
MTRの中山紀年堂駅で降りて少し歩くとすぐに見つかる、昔ながらの小さい店舗。
中山紀念堂
ゆっくりと見たかったけど、早く美味しいしゅうまいを食べたいし。
また次回に蒋介石の足跡を辿ることとしよう。として通り過ぎました。
すぐに到着。昼の時間を過ぎていたので、満席ではなくすぐに入れました。
普段目にする小籠包は小さいものばかりなので、ここでもそう思い込んでいた。
メニューを見てもよくわからんけど、お腹も空いていたので適当に美味しそうなモノをいくつも頼んだところ・・・。
丸々と大きいしゅうまいの入ったセイロが出てくるわ出てくるわ。
普通サイズの倍くらいはあったかな。直径は約60mm!
テーブルの上がいっぱいになってしまった。
ここでも「倭人はこんなにも大食いなのか・・・」と思われた事でしょう。
しかし、どれもすごくおいしい!
あまりに美味しくて食べるのに忙しく、写真をほとんど撮れませんでした。
残念。一品ずつしっかり撮りたかった。
こんな風に注文し過ぎてしまうことはよくあるみたいで、持ち帰りをお願いすると食べきれないものは快く包んでくれました。
こんなおいしいものを腹いっぱいに食べて、余は満足ぢゃ。
ホテルに帰ってから冷めたまま食べても十分に美味しかった。
モトGP 日本グランプリ
話には聞いていたけど、バイクが多い「バイク大国!」
みんなスクーターで125ccくらいかな。
スタート風景。シード選手は前列に並んでいる。
ということではなく、バイクは2段階左折で左折するバイクは本線の停止線よりも前方に止まるみたい。
信号が変わると爆音を轟かせて一斉にスタート!
富士スピードウェイでモトGP日本グランプリ決戦の火蓋が切られた!
と信号の度にレースが始まる。
香港ではバイクはほとんど見なかったけど、やっぱり所変われば場所変わる。
一度参戦したいものです。
涼しい夜市
4月といえども昼間は暑い。
涼むならやはり夜市でしょう。
関西風お好み焼き
大阪焼き 70台湾ドル=230円くらい。美味しそう。
スマートボールが人気でした。
なにやらレシートが延々と吐き出されている。
お団子?
どれも美味しそう。
残念ながらこの前に居酒屋でたっぷりと食べてきたので、食欲がわかず。
サイコロステーキ。
次回はこのあたりでしっかりと食べることにしよう!
食べなくても見ているだけでとても楽しかった。
1日目は終了。
千と千尋の九份へ
千と千尋の神隠しのモデルとなったことで有名。
これも今回のメインイベント。
直行バスで行こうとMTRの「忠考復興駅」に向かう。
九份行きのバスは1062番。料金は90S = 300円。
バスを待ってるとタクシーの運転手がしきりに客引きを。.
「九份まで4人で400Sで行くよ!」とのこと。
あと2人見つけると一人あたり100Sになる。
なんか胡散臭かったけど、傍にあった飲茶の店のおっちゃんに聞いてみると、毎日ここでお客さんを見つけ九份まで行っているので、大丈夫!
しかしこのおっちゃんの日本語の上手なこと!
ネイティブ日本人と発音・言い回しとも全く変わらなく、顔も日本人と同じ。
それならと4人が揃った時点で、乗り込みました。
これが大正解!! ちなみに車は新型のウィッシュ。
所要時間はバスよりも早く1時間以内で、冷房もよく聞いて実に快適。
この運転手さんも日本語はすごい!
陽気な運転手さん。名前はワンさん(知らんけど)
バスで行くと市内をぐるぐる回り、渋滞にはまると2時間はゆうに超えるみたい。
無事に到着。料金は約束通り一人100Sでした。
ボラれる事もなく、普通に払って終わり。これはオススメですよ!
タクシーを降りて少し歩くと九份の商店街へ。
セブンイレブンの角を曲がり、細い路地を入ると「基山街」
細い路地の両側にびっしりとお土産屋さんが並んでいる。
これは見ているだけで楽しい!
可愛い人形さんがいっぱい。
やっぱり中華系は金ピカが多いな!
元気が出そう。
ぶらぶら歩いて路地を抜けるとまた細い階段があり、降りていくと。
写真でよく見る赤い提灯と楼閣。
この楼閣は営業中のお茶屋さん「阿妹茶酒館」
夜になると提灯に火が灯り、とても幻想的な風景になります。
帰る時間を考えるとなかなか夕方からは来にくいけど、これは見てみたい。
これらの建物は千と千尋と同じ「銭湯」と思っていました。
実は「湯屋」ではなくて、お茶さんであったとは。
山肌にへばりつくように、いろんな建物が並んでいる。
こんなのも。
帰りは来た道を階段をまた登ることはなく、そのまま下って行きMTRの駅に行くバス乗り場に行きました。
「瑞芳駅」
台北までバスが15台湾ドル・普通電車が49台湾ドル、計64台湾ドル(約240円)で格安。
よく冷房の効いた車内でうつらうつらしているうちに台北に到着。
ネットを駆使していろんなルートを探すのもまた楽しいな!
故宮博物院はがっかり。
あまり審美眼は持ち合わせていないけど、有名な「故宮博物院」に行ってみることに。
「白菜」と「角煮」をみたかったのに、しかし!両方とも現在貸出中。
代わりに写真が展示されていました。
仕方ないね。
レンタサイクルに挑戦!
MTRの駅前によくある黄色いレンタサイクル。
台湾は香港と違い、行きたい場所が離れているのでこれなら便利かな?と思い借りてみることに。
貸出機に表示がある繁体字と英語の解読に四苦八苦していると、現地の人が自然に助けてくれました。
おかげで無事に貸し出し完了。
「星展銀行」DBSに勤務するエリート銀行マンの「王さん」
仕事がずっと忙しかったので、久しぶりに休暇をもらったそう。
名刺とLINEを交換して友達になりましたよ。
現地人の友達を作りたいと思っていたので、よかった!
次回の台湾旅行でまた会いましょう!
かき氷「氷讃」
ガイドブックによく載っているかき氷の「氷讃」
ここも外せない。
中でも小豆の大盛りと朝採りのマンゴーを乗せた2品。
これがまた絶品!
両方とも見た目ほど甘くなく、氷は細やか。
1日に何回も来る人も多い理由がよくわかる!
自転車ならではの寄り道
自転車なので、フットワークは軽い。
ちょっとした裏道を見つけては入ってみました。
現地の市場。
昔懐かしの商店が並んでいる。
ええなぁ〜。大阪県にも昔はいたるところになりましたな。
しかし暑かった!
自転車での周遊は4月だからできたこと。真夏には決してできないでしょう。
火鍋で締め
色々と美味しいものを食べた今回の台湾旅行。
最後はやはり「火鍋」
日本人の知り合いと合流して「無老鍋・ふろうようじょうなべ」へ。
また美味しいものを食べてしまった!(しかも腹一杯!)
あっという間にカラに・・・。
最後に飛びきり美味しいもの食べました。
香港はまだ無理かな
香港の情勢はまだまだよくなることはなく、デモが頻発している。
特に危ない場所は「金鐘」「湾仔」「中環」「銅鑼湾」などなど。
これらはどこも有名な観光地ばかりで、どこへも行くことができない。
いつ暴漢に襲われるかも知れないし。
1日も早く鎮まることを祈願します。
今回初めて台湾に行って、香港に負けず劣らずいいところとわかったので、また次回の旅行も台湾に行きたいと思います!