ピークトラム山麓駅から30分で山頂へ
運よくピークトラムの大行列に並ぶことなく、麓の駅に着いてから山頂の展望台までなんと30分で到達しました。
頂上からは予想通りの息を呑むような美しい夜景。
しかし! 展望台は人で鈴なり。
手すりの一番前でなければいい写真を取ることはできない。
しばらく人ごみの中をウロウロしていると、ちょうど一番前が空いた!
しかもかなり展望のいい場所。
手すりのもたれかかってカメラを構えました。
100万ドル(1億1,258万円・12/20付)とはよく言ったものです。
この100万ドルという言葉。これは神戸が発祥とのこと。
昭和28年に関西電力の幹部が、兵庫県の六甲山頂から見渡す明かりを1ヶ月の電気代に換算すると当時の為替レートで約100万ドルになったそう。
昭和24年から円相場は1ドルは360円であったので、円に換算すると3億6,000万円・・・。
一日あたりは1,200万円・・・。
露出や絞り、シャッター速度・ISO感度・ホワイトバランスなど色々といじくって100枚以上撮って撮って撮りまくり!
展望台の片隅でじっと長時間撮影に専念していたので、他の3人からは行方不明になってしまい探されていたようです。
思う存分撮った夜景!
月が出ていました。
この時期は湿度が低く空気も澄んでいて、夜景を堪能するには一番いいころのようです。
高層アパートに手が届きそう。
ズームレンズがあれば室内まで見通せそうな距離。
ホワイトバランス:オート
ホワイトバランス:白熱蛍光灯
ずいぶん違います。
シンフォニーオブライツが始まった!
上から見ることができるとは、なんという幸運。
さすがに音楽は聞こえてこないものの、山頂から見下ろすレーザービームは実に幻想的でした。
香港で一番ののっぽビル「環球貿易広場ビル」484m 118階!
HONG KONGの文字が。
漢字でも。
下界にいるときに見上げた二つのビル。
観光案内のプロが撮った写真には遠く及ばないけど、My best shot!
海と夜景はよく似合う。
神戸の六甲山も大阪湾に映える夜景。ここに負けないくらいきれいですよ。
こんな高層アパートの住人はどんな富裕層なのか。
分譲価格は億を大きく超えています。
元祖!! 100万ドルの夜景
神戸・六甲山山頂から。香港よりも平面的に広がっています。
十分に満足した模様
SDカードが満杯になるまで撮っていたいけど、あとの3人さんをずいぶん待たせているような気がしてきて、撮影会は今日はこれくらいにしといたら!
寒くもなってきたので、撮影に十分満足してベストポジションを離れました。
すぐに誰かが代わりに手すりに取り付いた。
さすがに12月。昼間は夏日で快適なのに、9時ごろになるとすっかり冷えて来ました。
くだりのトラムの駅はピークタワーを降りて一旦外に出たところ。
場所がわからずあちこち探しました。
くだりも大混雑!と聞いていたけど、それほどでもなくちょっと待ってトラムに乗り込む。
この索線がまさに命綱。
登り・下りで1本のワイヤーが旋回しているようです。
ということは延長3000mほどもある長いワイヤーがぐるぐる回っているのかな?
麓の駅に降りてきたのは午後9時過ぎ。
のぼり側ホームを見ると、トラムを待っている乗客はまばらでした。
21時を過ぎれば並ぶことなくピークトラムに乗ることができるのか?
そうであれば営業時間は24時までなので、21時頃から登り始めてもゆっくり夜景を楽しむことができると思います。
夕食はなにかわからない丼。歩き回って腹が減っていたのでとりあえずおいしかった。
今日もずいぶんと歩き回ってちょっとお疲れ。
お宿に入ってすぐに爆睡してしまいました。
地元民になって朝ごはん
朝は普通の観光客ならまず入らない、大衆食堂「大家楽・Cafe de coral」
店舗はあちこちにあり、地元のおっちゃん・おばちゃんに混じって朝ごはん。
出勤前のサラリーマンも多くいました。
焼きそばとたまご焼き、スープに甘いコーヒーが付いて400円ほど。
注文するときは大きなメニューの看板にある番号を伝えるだけなので、簡単。
支払いはやっぱりオクトパスカードでこれまた簡単。
パート(であろう)のおばさんたちはとても手際よくオーダーを捌いていきます。
大声で話しながら。
香港人の素顔を観察しながら朝ごはん。とても楽しい!
観察した結果。顔立ちは少し違うものの、特に騒いだりもせず席は譲り合って座り、食べ方が汚いわけでもない。その行動は日本人と何も変わらないという事がわかりました。
そんな親しみが持てることも香港が好きな理由かも知れません。
昨日までに行きたい所・ビッグ2(オープントップトラム・ビクトリアピーク)を制覇して一安心。
今日は香港で一番のカオス・北角(North Point)に行きます。
九龍公園を抜けて地下鉄の駅へ。
土地が狭い香港によくこれだけの大きな公園を作れたもの。
イギリスが占領しているときに軍事施設があったところです。
ビクトリアハーバーに睨みをきかせていたとのこと。
いかにも南国らしい木。
熔樹(バンヤン)という名前だとか。
この池にはフラミンゴがいました。
公園のすぐ横まで高層アパートが迫る!
北角・North Pointはやっぱりカオス!
今日は普通のトラムに乗って香港で一番面白いところ「北角」に行きます。
北角行きのトラムに乗って終点。
そこには春秧街(Chun Yeung Street)の露店市場の入口があり、活気のある生鮮食品などを売っている露店商が並びます。
春秧街に進入するトラムを2階席から動画撮影しました。
トラムの直前を平気で横切る人ばかりで笑ってしまう!
運転手は警鐘を鳴らし続け、挙句停車を余儀なくされる・・・。
人ごみを掻き分けて進むトラム。
この北角は観光案内には必ず紹介されているのに、観光客らしい外国人は誰もいないようでした。
トラムが接近してきても、みんな見向きもしない。ということは地元民?
そんな中、自分ひとり嬉しがってカメラを向けていました。
もっときれいな観光地が他にいっぱいあるので、普通はこんなところに来ないか。
R=50くらいの急カーブ。車輪を軋ませながらも難なく曲がって行く。
ホイールベースの短さがなせる業でしょう。
運転手にも色々あり、Ding Ding!とずっと警鐘を鳴らし続ける人もあれば、おとなしく停車して人が避けるのを待つ人も居ました。
前回、夏に来た時に気がついたことがあり。
トラムの前面・運転台側の下方に笑った口のような曲線が描かれています。
去年の2月にはなかったもの。
上の青いトラムの写真を見ればわかるように、後ろ側にはありません。
前後を区別するためのものなんかな?
スタバで買ったトラムのマグカップ
可愛くデザインされています。 これで飲むコーヒーはうまい!
通ったあとはこんなん。
衛生観念は何処へ?
豚足がこんな有様で売られている。これは無理。
出汁をとるためか?
なま肉も吊るしで。
これはタレに漬けてじっくり焼いたらちょっと旨そう!
今は冬なのでまだマシかもしれませんが、真夏の8月に来たときもこれとおんなじ状況。
衛生状態はどうなっている?
しっかり火を通したらいいんかな?
でもまあ買っている人が多くいるので、大丈夫なんでしょう。
ひっきりなしにトラムはやってきます。
全く気にする気配無し!
露店を一軒一軒じっくりと見て廻りました。
果物屋さんもあり。
実に庶民の街で、歩き回っていると地元民になった気分。ここだけでも十分香港を楽しめます。
なんとこんな街にホテルがありました。
M1 Hotel
次回は泊まってみたいもの。
香港の住宅事情
不動産屋さんがありました。窓一面に物件のチラシが貼ってある。
価格と思われるところにMの文字が。
$18Mというのは18メガということでしょう。
18にメガ=1,000,000を掛けると$18,000,000 = 約2億5,000万円
普通の金額の表示もあり、$1,700萬 = 約2億3,000万円
チラシをよく見ると部屋の広さは表示されていません。
写真で見る限り、広さは70平米あるかどうかといったところ。
ここはまだ安いほうで、他の店では20億円くらいの物件がざらにありました。
やはり香港の中心部に住むということがステイタスシンボルなんでしょうね。
き び し い ~ 。
スターフェリーにもちろん乗船!
これまた外すことができない、スターフェリー。
今回もしっかり乗りました。
メインルートである尖沙咀(チムサーチョイ)~中環(セントラル)間。所要時間は約6分。
料金は2階席が$2.2 1階席$1.7 トラムと同じ30円ほど。同じくオクトパスカードで乗船します。
スターバックスで買ったスターフェリーのマグカップ。まさにコレ!
「 渡 輪 」FERRY
船内では結婚式が行われたようでした。
なかなかの美男・美女かな?お幸せに!!
あっという間に九龍の尖沙咀(チムサーチョイ)港に到着
フェリーを降りたあたりで嫁さんが今夜見る予定のシンフォニーオブライツのいい観覧場所を探してくれていました。
この近くがベストポジションみたいです。
また運がいいことに観光ジャンク船「ダックリン号」が入港してきた!
これはビクトリア湾をクルーズする「アクアルナ・クルーズ」で使用する船となっています。
アヘン戦争で活躍したジャンク船をイメージした帆船で湾内を周遊します。
大英帝国にボコボコにやられましたが。
乗ってみたい!
シンフォニー・オブ・ライツ
スターフェリーの乗り場である、尖沙咀のウォータフロントから見るのが一番!
ビクトリアハーバーの海沿いにあるプロムナードです。
MTRの西鉄線・尖沙咀の駅をから出てすぐのところにあり、アクセスは良好。
午後8時から13分間ほどのレーザービームの饗宴が始まります。
始まる少し前に現場入りをしましたが、こちらも埠頭には人が鈴なり!
また一番前を探してウロウロしていると、空きがあった!
カメラをスタンバイ!!
開始前。期待が高まる!
始まった!!
音楽もよく聞こえる!
じつはこんなに多くの光は肉眼では見えていないのに、カメラの眼にはよく見えているようです。
制限時間は13分!
撮って撮って撮りまくる! 36枚どりのフィルムが何本要る事やら。
生きててよかった・・・。
長生きはするもんぢゃ。
フィナーレに向かって。
こんなんが毎日みられるとは。
毎日見ると有難みも無くなるかな?
終わった・・・。と思ったらダックリン号が登場!
まだ帰れない・また行方不明になった模様。
乗るよりも見るほうがきれいかも?
でもナイトクルーズは是非とも乗ってみたい。
港に入り、クルーズは終了。
バッタもん天国
帰りにまた露店を見に行きました。
これがやめられない!
JBLのブルートゥース・スピーカー Charge-3の完全コピー。
ここまで似せてもいいものか?というほどの凄まじいコピー商品。
価格は$300- = 4,000円ほど。
本物なら16,000円くらいの価格なのにその4分の1。
シャレにはちょっといいかな?と思っていると、露店のおばちゃんが音を聞かせてくれました。
これがおばちゃんの失敗。
本物とは似ても似つかない、悪い音。ベース音がまったく出ていない!
絶対にいらない!と帰ろうとするとおばちゃんは腕を捕まえて、ツーハンドレット!
$200にするよ! タダでもいらない!と振り切りました。
その他にもロレックスはもちろん、いろんなバッタもんが溢れていてなんとも面白い!
このホテルカリフォルニアのLPレコードは本物かな?
服も色々と売っていて、地元と思われる方も多く買いに来ていました。観光客専門ということでも無いようです。
賑やかな、賑やかな香港の夜でした。
→ 次のカオス 旺角から帰りの大トラブル編へ続く
To be continued.