香港の住宅事情
今回のタイトルの「オールド香港」というのは、昔の香港の街並みの面影を深く残している、離島の「長洲島」でオールドホンコンを見ることがメインの目的であったからです。
チェックインして荷物を解体。出発の準備をします。
20階のホテルの部屋から見た向かいの高層マンション群。
40階くらいありそう。
日当たりなんか関係無し!
住めたらいい!
一部屋は何平米あるのか?
こんな物件でも家賃は日本円で30万円ほどするみたいです。
わざわざこんな狭くて高額な部屋に住まなくてもと思うけど、香港島に住むということ自体がステイタスシンボルなのでしょうね。
何よりも交通至便! 車は必要ないくらいに公共交通網が充実しているし。
トラムの行列を見に行く
荷物をカメラとwifiとスマホだけにして出発。「まちかど探検隊」
第一の目的地である、トラムに乗って西側の終点である簫箕湾(Shau Kei Wan)まで行きます。
トラムが方向転換のために大きくUターンするところで、いつも3台くらいが溜まっているとか。
その写真を撮りたい!
今日の気温は22度で薄曇り。
この時期の12月は一応冬のために湿度も少なく、最高に気持ちのいい午後でした。
22度では冬とは言えないかもしれないけど。
日本から着てきたダウンベストは全く必要ないくらい暖か。
Tシャツにパーカーという軽装で十分でした。南国はいいな〜!
その分夏は異常に暑いけど。
でもそれでも大阪県の暑さよりはマシかな?
ホテルからほど近い「木星街」の停留所。
ちょうど止まっていた真っ赤なトラムに乗り込みます。
これは赤くてきれいに見えるけど、かなり年代物の車両のようでした。
車内の窓は所々開いている!
12月というのに。
おなじみの2階席・先頭からの動画。
スマホで撮りました。
前回に来た時に見た「現代の魔境」と言われるマンション群はこの裏にあります。
この湾曲したマンションの裏側。
窓という窓が密集している神秘的なところ。
トラムでは「太古」の駅の付近になります。
車内のトラムのダイキャストモデルの模型の広告がありました。
Net販売だけみたい。欲しいな〜。
終点に到着。
2階席から逆落としのような階段を降りて降車。
Shau Kei Wanに到着。
降りてみると。
いるいる!いっぱいトラムが止まっている!
線路が大きくUターンしているところ。
ここでは車両が3台溜まったら先頭が発車するとガイドブックに書かれていたのに、もうすでに3台溜まっていて、先頭は発車する気配無し。
しかも先頭車両の運転手と交通整理の係員が大声で世間話(と思う)をしていて、そうこうしているうちに後続の車両がどんどん入ってくる。
もう4台溜まってしまった。
やっとこさ先頭が出て行った。
西の終点である「堅尼地城」(ケネディタウン)に向けて発車オーライ!
こんな事を見て楽しんでいました。
お寺にお参り
ひとしきり見た後で街を散策。
お寺があったので、仏教徒らしくお参りをすることに。
「天后古廟」(ティンハウ)
創建は何百年くらい前なのか?
香港ではあちこちに「天后」を祀るお寺があります。
香港ナビから引用。
「ティンハウとは、宋の時代に中国・福建省に実在した巫女だと言われています。次第に海の神と祀られるようになり、世界中に4000とも5000とも天后廟があると言われています」
海の神と言うのなら、仏教ではないのかな?
まあどっちでもええです。
中に入ると。
渦巻き状の線香がたくさん吊るされてる。
燃え尽きるまで1週間ほどかかるとか。燃え尽きると願いが叶うとのこと。
一巻が2,500円ほど、旅行者でも買えます。
鐘の音の導師とともに、なにやら熱心に祈りを捧げている方がおられました。
ご本尊の天后かな?
女性らしく華やかな被り物をされています。
同じ仏教でも日本はもちろん、大陸とも韓国ともちょっと違った趣きがあります。
知らんけど。
気をつけないと上から灰が降ってくる。
すっかり線香に燻されて出てきました。
雑貨店があったので入ってみることに。
なんでも売っている。
そこで買ったのがこの日めくり。
170円くらい。
これで年中香港の気分を味わえそう。
どこにでもある豚の無残な姿。
でもちょっとおいしそう。
ホントにどこにでも精肉店があります。
ほとんどが豚肉。
香港人はそんなに豚肉料理が好きなんかな?
初めて見た時には「エゲツなぁ〜」と思ったけど、今では「うまそ〜」
電気の街・深水埗(サムスイポー)へ。
今度は地下鉄に乗って電気の街サムスイポーへ行きます。
ここは香港の秋葉原と呼ばれています。
しかし、秋葉原は東京のサムスイポーとは呼ばれていないのはなぜか?
前回に来た時に買ったスマホの保護ガラスフィルムが割れてしまったので、新しいものを買いたい。
前回と同じく700円くらいで買えました。
香港の電圧は220Vでコンセントはピンが3本のBFタイプと呼ばれる形状。
そのために、テーブルタップはこんなにでかい!
長さも幅も日本の倍以上あります。イギリス統治下の影響であるそう。
実は空港で嫁さんがメガネをなくしました。昼ご飯を食べたベンチに置き忘れた模様。
露店を色々と見ているうちにメガネ屋さんを発見。さらにちょうどいい物を見つけました。
度数はぴったりで、旅行用として無くしても惜しくないようなもの。
値札は130$であったので、当然「100$OK?」と値切りました。
「言い値が買ったりしたら浪速のあきんどの名が廃る!」あきんどとは違いますが。
すんなりと交渉成立。100$で買えました。
店主は表示価格で売れたらラッキーくらいにしか思っていないのでしょうね。
なにを売っているか分からないくらいびっしりと吊り下げてる。
マグネットの専門店。
超強力なネオジム磁石でしょう。
他にも何店かあったけど、これは工業用なのでそんなに需要はないと思いますが。
日が暮れてきて露店の町並みは更に猥雑さを増してきた。
これが楽しい!
日曜日の夜なので、一層にぎやか。
果物屋さんも多くあります。
事件発生! なんか平和やなぁ〜
そんな中、なにやら物々しい雰囲気が。
警官とテレビカメラに囲まれた下品なカラーリングの「ランボルギーニ・ウラカン」がありました。
その時は何かな?と思って通り過ぎたけど、次の日の朝部屋でニュースを見ていると。
チャラチャラした若造がビルの上から札束をバラまいた!と報道していました。
日本のネットニュース。
その若造がこのウラカンに乗っていたようです。
手話通訳のお姉さんが鬼気迫る表情で手話をしていました。
まさにこの場面を現場で見ていた!
朝に起こった事件なのに、夜までずーっと報道し続けていたのかな?
車の周りにコーンを置いて警官が警戒。テレビカメラもしっかりと三脚を立てて真正面から動きのない現場を撮影をしていました。
暇なんですか?
半日はあっという間に終了。
昼過ぎにこちらに着いて、もうすっかり夜更けになってしまった。
晩御飯。
ホテルの隣にあるレストランに行きました。
店頭にはメニューの写真があり、なかなかおいしそう。
入ってメニューをみると、絶望。
みんな繁体字のみで英語も写真も無い!
なんとなく意味がわかりそうな漢字を選んで注文。
鶏肉と焼きそばのようなものみたい。
なにが出てくるかな〜。
来た! やっぱり焼きそばかな?
もう一つは出前一丁でした。
私はなにを食べてもおいしい!と思える得な性格をしているので、これも美味しかったですよ。
香港版の布袋さんがお見送りをしてくれました。
この後コンビニでビールを調達。
香港はアルコール30%以下は酒税がかからないので、ビールは非課税。
とうことでこのハイネケンは1本なんと100円でした。
ここに孫子の代まで住みたい・・・。
ということで、やっと1日目が終わりました。
明日はいよいよ長洲島に渡ります。
念願の離島・オールドホンコン!
どんなところかな?
to be continued!