初めてのCT検査。
詳しく見るためにCT検査を受ける。
CT検査:
Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置
59歳になって初めてあの大掛かりな機械の中に入ることとなりました。
しっかりと固定されて20分間ほど。
検査技師が言うことには「狭いところ息苦しくなったりしたならすぐにブザーで知らせてください」
入ってすぐに寝た。
8月の暑い頃だったので涼しい病院はとても快適であったもので。
後日、結果を聞きにいくと。
思った通りガンでした。
その時は重大な宣言がある、ということで看護婦さんが先生の横で待機してじっとこちらの様子を見ておられました。
宣言を聞いてぶっ倒れるようなことがあればすぐに対応するということでしょう。
じっと見つめられてこっちが緊張した。
しかも前立腺以外に骨に転移している箇所があるみたい。
やっぱりか。PSAの数値がかなり高いので、簡単には行かないな。
でも転移があるなる切らずに投薬だけで済むか?
しかし、それで治るものか?
画像診断だけでは確証が持てないので、次はいよいよ生検をすることに。
生検は痛い!
『生検』は,『生体検査』を略した言葉で,生きたからだを検査するという意味。
言葉だけで痛そう!
netでいろいろ調べました。
どうもおケツから器具を突っ込んで前立腺の一部を切り取るみたい。
どのサイトを見ても「痛みは微量なので、麻酔はしない。」
などとあります。
絶対にそんなことはない!痛くないわけはない!と思いました。
果たして当日。
ベッドに横になって何やらぶっとい物を突っ込まれて更に進み「カチッ」と音がしてちょっと引っ込む。
それを8回ほど繰り返した。
イッタァ〜。
これのどこが「微量の痛み」やねん!
カチッと音がした時に前立腺の一部を切り取ったようでした。
ああ痛かった!
でもまあ10分間もかかっていないので、耐えられないほどではありませんでした。
これで白黒はっきりするなら我慢しようか!
後日結果の説明。
前立腺の左半分は異常なし 右半分にはやはり癌細胞が認められた。
なかなかしぶといな!
癌細胞があるということは認められたので、次は転移のあるなしを確かめるために更に検査は続き、骨シンチ検査に移る。
骨シンチ検査
骨シンチグラフィ検査。
また聴き慣れない言葉が出てきた。
なに?骨シンチって?
放射線を出すラジオアイソトープ(RI)でしるしをつけた、骨の組織に集まる性質のあるくすり(放射性医薬品)を注射し、それから出る放射線を特別なカメラでとらえて全身の骨のようすを観察します。 くすりは骨の代謝や反応が盛んな部分に多く集まるので、骨の状態が変化している部分があることがわかります。
検査の要領は朝から病院に行って注射をして、そのまま帰宅。
絶対に怪我などしないように、おとなしくしていました。
怪我をすればそこに注射した薬剤が集中してしまうので、検査にならない。
3時ごろまで自宅で待機して再度病院。CT検査と同じような機械の中に入る。
骨に転移があればそこが光るらしい。
結果は茨木済生会病院で聞くことに。