やはり誤診ではなかった・・・
2回目の京大病院で小川先生の診察。
先生の見解ではやはりガンはあり、恥骨に転移していることはほぼ間違いない、とのこと。
そうか。
でも小川先生がおっしゃるのなら納得できます。
食べ過ぎではなかったな。
それならそれでこの病院で完治するまで頑張ろう!と思いましたよ。
放射線を二箇所に照射する!
今後の治療について、今のところ最善と考えられる治療の方法は放射線の照射で、それも二箇所。
源巣である前立腺と、転移している恥骨の両方に当てる。
エッ!!びっくり。
転移しているところにも放射線を当てられるのですか!
今までの病院で聞いてきたことは、前立腺がんで放射線治療ができるのは転移がない状態の時に限る。
骨転移があればそこには放射線を照射できないので、源巣を叩いても転移した所は残るので意味がなく、放射線治療は出来ない。
というものであった。
先生によると京大病院でもまだ治療例が少ないけど、できなくはない。
放射線の先生と打ち合わせをしておくので、診察を受けてほしい。
これはすごいことになった!
京大でも例が少ない治療ができるとは!
今までの病院ではできなかったことが、ここに来たおかげでできるようになった。
どんなことになるかワクワクしてきた。
放射線の専門医に
小川先生から放射線の専門の先生に繋いで頂いて、後日専門医である「溝脇先生」の診察を受ける。
先生によると放射線を二箇所に当てるということは確かに治療例は少ないけど、それなりの効果が出ている。
でもやはり不安で受けない人も多い。
どうですか、受けますか?
ということなので、躊躇なく「受けます!」と答えましたよ。
先生もよっしゃ!という感じで「では頑張りましょう!」と励まして頂いた。
定位放射線治療直線加速装置
放射線治療の内容は1日1回15分間程度の治療で、実際に放射線を浴びているのは2分間ほど。
それを39回続ける。
カレンダー通りの平日に行うために約2ヶ月間、毎日外来診療で行う。
治療のためとはいえ、難儀なことになりました。
京大病院に入院
初めは様子もわからないので、数日間だけでも入院することにした。
入院の前に病巣の位置の特定と、身体を固定するジグを作るためにCT検査を受ける。
CT検査の後ベッドにうつ伏せのまま、パンツを下ろされケツの上に何やら熱い板を乗せられ、腰の形をとったみたい。
いよいよ入院となったけど、体調は全く普通。どこも具合が悪くないので入院中は何をしようか。
ちょうど4月で確定申告の時期であったので、溜まりまくった領収書類とパソコンとその他事務道具を持ち込んだ。
案内された病棟は「積貞棟」という病棟。
がんの治療が主な病棟で、積貞というのはこの病棟を寄付!した任天堂の前社長の祖父母の名前を取ったとか。